調査から見える日本の不倫事情

昔は不倫も自由だった?
今では「不倫」という言葉を聞くだけで、「絶対に良くない」と思う日本人が多いのですが、かつての日本ではそうでもなかったようです。
ドラマにもなっている江戸時代の「大奥」などは、優秀な遺伝子を残すため、そして将軍の欲求を満たすために1人の将軍に対して実に多くの女性が、大奥に入っています。
そして将軍には正妻以外にも何人もの「側室」がおり、一夫多妻制が頂点の地位で行われていたのが、江戸時代の日本でした。
優秀な遺伝子を残すという意味では、サル山のボス猿と似たようなものですが。
江戸時代の頂点の地位で、1人の男が何人もの女性を侍らせることが当たり前だった一方で、庶民はどうだったのでしょうか。
幕府は「江戸市中法度」という法律のようなものを出していたのですが、それによると既婚女性の不倫に関しては「不義密通」という罪になり、発覚すれば相手の男性とともに打ち首という刑が待っていました。
これだけ聞くと、江戸時代の庶民は実に厳格だったのかと思いきや、そうではありません。
よほどのことでもない限り「不義密通」が適用されることはなく、実際には内内で処理されることがほとんどだったようです。
武家では参勤交代がありましたが、武士である夫が江戸に出張している間、妻にとっては不倫の季節だったそうです。
このあたり、現代とさほど変わりありませんね。
ちなみに、現在のような一夫一婦制が確立されたのは、明治31年まで待たなければなりませんでした。

■女性の4人に1人が不倫経験有り?
「Menjoy」というサイトが20代と30代の男女を対象に実施したアンケートによりますと、「既婚者と恋愛をしたことがありますか」という質問に対して、女性では24.4%が「はい」との回答をしました。
ちなみに男性で「はい」と回答したのは20.9%でしたので、これを見る限りは女性の方が不倫を多くしているという結果になりますね。
不倫には様々な理由があり、その理由をこのアンケートのコメントから知ることができます。
その結果で多いのが、「既婚者だと知らなかった」というコメントです。
相手が独身だと思って交際をしていたら実は既婚者だった、という人が意外と多いのです。

■不倫に関する調査
ではなぜ不倫をするのでしょうか?
「Avid Life Media」の日本国内のSNS会員に実施した調査によりますと、その理由の第1位は「セックスレス」でした。
男性では日本人会員の51%、女性では55%にものぼっています。
日本では特に、結婚して特に子供を授かってからはお互いのことを異性として意識しなくなる傾向があり、それがセックスレスにつながっているものと考えられます。
頭ではわかっていても、恋をしているときめきをもう一度味わいたい本能は抑えきれずに、不倫へと走ってしまうのでしょう。
同会社が実施している調査では、「不倫していることに罪悪感がありますか」という質問に対して「ある」と回答したのは男性で8%、女性ではわずかに2%という結果に。
この会社が出会い系SNSを運営していることから、このような結果になることはある程度予想は付きますが、それにしても不倫に罪悪感がない人は、特に多いです。
そして、「不倫により配偶者の関係にいい影響があると思うか」という質問に対しては、男性61%、女性が84%となっています。
前述の不倫の理由でセックスレスが第1位でしたが、セックスレスなどの「価値観の違い」が理由で離婚に至ってしまう夫婦は結構多いもの。
そのセックスレスが不倫によって解消されれば、「夫婦」という形は維持しやすくなるということで、不倫が夫婦にとっての潤滑油のような役割を果たしているとも考えられます。